あらゆるモノを包みたい

 世の中にあるほとんどの「モノ」はパッケージに包むこと(箱に入れること)が可能です。 そもそもパッケージは「中身の保護」という極めて実用的な目的で使用され始めました。「モノ」の移動や保管といった極めて本質的な要求からパッケージは必要とされました。しかし、社会が高度に発達するにつれ、いわゆる人・物・金が頻繁に移動するにつれ、取り扱いの利便性を要求されるようになります。流通段階において、スムーズに「モノ」が流れる仕組みに取り込まれるようになります。

それはバーコードの付与であったり、内容や価格の表示であったり、形状そのものが物流の要求から決定されるようになったりすることです。そして、近年、マーケティングが高度に行われる時代においては、パッケージそのものが販売促進機能を持たせる効果が期待されます。それは競合商品との差別化であったり、パッケージそのものの美しさ、おもしろさなどが商品に与えるイメージだとか、陳列状態に置ける効果的な表示方法などです。

  1. 1. 中身の保護
  2. 2. 取り扱いの利便性
  3. 3. 販売促進

この3つをもって「包装の三大機能」といった言い方もされます。

 近年、パッケージはより複雑に、より精密になってきています。とくにメーカーにおいては自動包装システムとの連携は必須の技術となってきています。それは私たち印刷会社に求められることが高度になった事を意味しています。株式会社河内は創業以来パッケージ一筋で事業を展開しています。確かな技術に裏打ちされた豊富なノウハウで、お客様のニーズに応え、喜んで頂ける製品づくりに、全力で邁進してまいります。


パッケージ制作の基礎知識

 一口にパッケージと言われますが、その形態は様々です。使われる技術もいろいろあります。ここではパッケージ制作の基礎知識をご紹介いたします。

  • パッケージの種類
  • パッケージの個性を形成する要素の一つです。ご利用形態や局面で、ある程度、形が決められてきます。ここではパッケージの代表的なカタチをご紹介いたします。
  • 板紙の種類
  • 内容物によっては、結構頑丈なパッケージを作る必要があります。板紙はパッケージの強度を決定する重要なファクターです。紙の持つ性質でパッケージのイメージも変わってきます。
  • パッケージ制作の工程
  • まずは全体の制作の流れをなぞることによって、どのようなことができるのかをご紹介いたします。全てを知っておくことはありませんが、パッケージのイメージ作りにご活用ください。